2008/12/05

お仕事

久しぶりに量産。 カバン、ダレス各6本づつの12本 。手断ちからなのでさすがに疲れた。 革は国産ながらピット槽に漬け込んで鞣した本格的なヌメ革。その後表面にパラフィンを吹き付けた、なんちゃってブライドルレザー。ピット槽1つをパラフィン槽にしてくれるまでのリスクは負ってもらえず、漬け込む事は出来なかったものの、吹き付けの具合がなかなかいい塩梅であがっている。ブライドルレザーのように拭いても再度パラフィンが浮き上がってくる事はないが、意外に取れにくいので、使っているうちにいい味が出ると思う。ブライドルの半額の革単価なら上出来だ。 手提げガバンの方は単純な作りだからまぁ手離れはいいが、ダレスは口枠回りを手縫いしなければいけないのでしんどい。ダレスタイプでも、前後胴の口枠部分のみ縫いつけ、襠は縫ってない商品もある。口枠を最後に曲げるので縫製が楽だが、ブリっとしたダレス特有のカタチが出ないので、予め曲げて出来上がっている口金に革を巻き、本体に縫い付けた。で、最後に前後胴にあるハンドル下の革の帯を底で縫い合わせる。これで底が抜ける (荷物の重さで落ち込む) 事がなくなる。(意匠登録申請中 ウソ) 不景気な世の中、当然勤め先の調子も芳しくない。鞄がわかる人に是非買ってもらえればうれしいし、V字回復の起爆になれば、、、。

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