2009/11/19

VAIO P シリーズ 革ケース

友人に依頼されまたもやケース作り、、。
今度は VAIO Pシリーズ のケース。デザインの希望は全くなく、ただ「持ち運びにあまり気を遣わないように」との事。
ソニーのサイトでPシリーズ 専用のケースをチェック。ん?そろばんケース?ソニーさん、もうちょっとマシなのを作りましょうよ。

衝撃緩和材で包むようにしたいが、角への衝撃に対し、少しでも緩衝させるためにペフをマチにぐるりと巻きこむようなデザインしに、しかも外縫いにすることで、縫い代が少しでも緩和材として機能するよう(というより、VAIO P を本体に収めた時に、縫い代がゴロゴロしないよう)にデザイン。


とりあえず、本体にペフを巻きつけ、縦横の外寸を出し、ペフを包む裏地の巾なども測る。
似たような厚さの生地で、部分パーツを試し縫いし調整します。


こういった、入れるものが決まっているケースは、ピッタリに上がらなくては意味がありません。でも1発で思うようにジャストフィットする仕上がりが得られないのも事実。今の段階ですでに、2回目ぐらいで思うような仕上がりが得られればいいな、、、なんて思っている。


革はお馴染み、イタリアのミネルバボックス。裏地にはスエード調の合皮。ペフはマチ部分に 5ミリ、前後(上下)胴判には 3ミリ厚を使用。
チョロッと何となく作ります、、、途中、サイズ確認などしてみたり、、、やべっ、左右上下5ミリづつデカイや、、。
どうして????まぁ、材料を裁断しちまったから、最後まで作るか、、、で、コレは 1'st サンプルとなりました。
最後まで作ってみて、ポカなども発見できます。例えば、ファスナー台のファスナーのない部分に裏地を当てるのを忘れてたりとか、、。


その他色々修正箇所をピックアップし、型紙を取り直し、再度チャレンジ。
今回は素押しなども入れちゃったりします。
1度作っているので、慣れたものです。革の漉き加減なども 1'st よりバッチリです。
パーツが少ないという事もありますが、1時間半程で完成。革なので、コバ塗り&ミガキなんて作業もあるのです。
こんなもんでしょう。写真では、少しゆるいように見えますが、VAIO P を入れてファスナーを締めるとピッタリ収まっています。手に取るとスキマなくジャストフィットしているのが心地よいです。
きっと喜んでもらえるでしょう。多分、、。





で、残った 1'st サンプルはどうしよう?欲しい人いるかな?

2 件のコメント:

wakame5819 さんのコメント...

ソニーさんにはまともなケースが無い→無いなら作ってしまえ!  イヤイヤ たいしたものです。物造りNIPONの底力の源を見た気がしました。1st見本まだお手元にございますか?
お譲り頂けるなら,VAIO-Pユーザーとして愛用させて戴けるなら幸いです。

ユウジ

peace4u さんのコメント...

wakame5819さん
コメントありがとうございます。(久しぶりにコメントを頂いたので、アタフタしてしまいました、、。)
1stサンプルですが、もう手元にありません。誰かのところに嫁に行ったようです。型紙も多分処分してしまったと思いますので、また作るとなると、チョット面倒ですね(´・‿・`;)ごめんなさい。
また掘り出し物があるかもしれませんので、よろしかったら、タマにチェックしてみてください。