2021/04/23

LIFE Magazine

机の下を整理していたら、コレ何だっけ?という物が出てきた。

開封すると1963年代の LIFE Magazine が数冊。その中の1冊がスティーブ・マックィーンが表紙の 1963年9月23日号(Vol.35 No.6) 

LIFEの文字の下に International とあるので米国以外向けなのだろう。

同じ表紙の米国内向けの号は表紙だけ額装してあり(アクリル板がかなり黄ばんでますw)、比べてみると意外に違いがある。そもそも米国内向けは JLY12・1963 となっているし、見出しのレイアウトも違う。

特集最後の、子供のテリーにおやすみのキスをして屈んでいるマックィーンが、マックィーンらしくなくて印象的。








2021/04/05

ノマドランド

ノマドランド を 新百合ヶ丘イオンシネマ で鑑賞。1人1100円はとてもお得。

リーマンショックをきっかけに家を失い、必要最低限の生活用品を車に積み、仕事を転々としながら生活する人々(ノマドワーカー)の物語。

俳優は2人だけで他は実際のノマドの方々なので、ドキュメンタリー映画の様に思えてしまい、ノマドの方々達か口にする言葉がとても輝いていた。(シナリオがあるのか?ノマドの方々のアドリブなのか?、、、原作を読みたくなった)
しかし、過去の自分との決別を意味するような 、J・E・ミレー の #オフィーリア の絵画のようななショットは、ドキュメンタリーでは無い事を思い起こさせた。

戻る場所を無くして旅に出る人々、不安しかないのにその中でしか自分を見出せない人の気持ちを色々と思案する。侘び寂びの世界にも通じるかもしれない。こういう映画を観たら、その余韻にずっと浸っていたくなる。
映画を観た後、イントゥー・ザ・ワイルドでのクリスの言葉「Happiness only real when shared. 」を思い出した。

日々生死を分ける判断を迫られる「ひとり旅」をする人の心情を上手くピアノで表現していたのは「 #最強のふたり 」でも楽曲を提供していた ルドヴィコ・エイナウディ(大好きコンサートにも行きました)。
主演のフランシス・マグドーマン( #ファーゴ のマージ署長役)以外のもう1人の俳優はデヴィッド・ストラザーン(ボーン・アルティメイタムのノア・ヴォーゼン役)いいお爺さんになってました。

どうして毎年11月になるとAmazon.comの倉庫で働くのか?など予習があるとなお理解が深まりますので、マッチーの解説もどうぞ。
(町山智浩 たまむすび ノマドランド で検索)