2018/11/27

ムジナガイケ珈琲焙煎所



Google Map で偶然見つけた近所のコーヒー豆店。
団地の小さなショッピングモールにあることだけ確認し、行ってみる。
車を止めしばらく歩き、コーヒーを焙煎した香りをたどっていくとすぐに見つかった。
店に入ると店内は白煙で霞んでる‼︎ 
なるほど3台の焙煎機がすぐそこでカラカラ回っていて、そこから立ちのぼる煙で店内が霞んでいるのか、、。

注文を受けてから焙煎するようで、店内の豆は全て乳白色の生豆。
今まで通っていた豆屋さんもそうだが、レジ裏の厨房で焙煎し、店頭で売るのは焙煎済みの豆屋さんというスタイルはたくさんあるが、オーダーを受けてから焙煎する店は初めて。当然、煎り方もオーダーできる。



今回はマンデリンを深煎りで頼んでみた。
20分ぐらい掛かります、、、、といわれ店内のテーブルで待つ。
暫くすると「エチオピア・ゲイシャです」とコーヒーをサービスしていただいた。
店頭のエチオピア・ゲイシャの説明書を見ると「フルーティで‥」とあった。
今までコーヒー豆の解説で「フルーティ」と書かれてるコーヒーは何度も飲んだものの、このコーヒーのどこがフルーティなのよ?と自分の味覚に疑問を思わざるを得なかった。しかし、今回サービスしていただいたコーヒーにはたしかにフルーティな味わいを感じることができた。
自分の好みに合う合わないはさておき、コーヒーの楽しみ方が増えた事は大きな収穫だった。
「コーヒーの味は焙煎で決まる」とはよく聞く。この店でも焙煎機の火を止める瞬間は、たとえレジに客が並んでいても平気で待たせ、客もそれがわかっているのが店への信頼の証と思えた。

焙煎機の火を止める瞬間を見極めている一連の所作や、火を止めザルに移し殻を吹き飛ばすは姿に職人気質を感じることができた。仕事をしている姿を見れば、その商品やサービスの良し悪しがわかってしまうのは自分への自戒として肝に命じておこう(かな)。


2018/11/09

アークテリクス・アロー16 にも裏地をつけました

先日、加水分解の進んだ自分のグレゴリー・デイパックに裏地をつけたので、今度はアークテリクス・アロー16にも裏地をつけました。


アークテリクスのアローは今は22 (リットル) しかありませんが、昔は16 (リットル)もありました。22ではデカイと思う人には16は一回り小さくおススメですが、現在ではすでに廃盤。この16は廃盤前の貴重なカナダ製です。

作業内容はほとんど同じなので、グレゴリーデイパックと代わり映えしませんが、まずは全バラ。その前に各部の写真は忘れずに。
10mm以上深く縫い込まれた地縫いと、太めの糸でキモを押さえたしっかりとした縫製です。バッグのロールスロイスと言われたグレゴリーの縫製には及びませんが、デニール数の高いスリップし易い生地を使っているにもかかわらずスリップが無いのは、縫製の良さが裏打ちされている証拠に思えます。








今回は全てのマチ(1周ぐるり)と前胴ポケット裏側部分に裏地をつけました。裏地は#210ナイロン。
内装背胴側のポケットは外も内部もきれいなのでそのままにします。
あと、アローシリーズには左右に小さなポケットがあり、片側はベルクロ、他方はゴムで開閉できる仕様ですが、ベルクロもゴムももう機能しないほどへたっていたので、取っ払いをしました。ベルクロのオス側にはボロ隠しにテープを縫い付け、ゴム側は内部の平ゴムを取り出しただけです。







当然ですが、出来上がりはバラす前とほとんど変わりません。

まだ使えるものを捨ててしまうのももったいないし、何しろお気に入りのバッグを長く気持ちよく使えるのが嬉しいです。(それなりの手間は掛かりますがね)