2009/10/14

キャノンボールラン その四

オートバイでの長距離ツーリングの時、特にソロツーリングの時に必ず考えてしまうことがあります。
「オレ、何やってんだろう?」って、、。
雨が降ればずぶ濡れで憂鬱になるし、走っている間は、音楽も聴けない、人ともしゃべれない、写真も撮れない、、、簡単に云うと「つまらない」。まるで座禅を組んでいるようです。
考え事には打って付けと思うけれど、意外に走りに集中すると考え事など出来ません。「何考えて走ってんだろ?」、、ただひたすらオートバイをコントロールする事に集中しているんだろうなぁ、、、変な乗り物です。
どうしてこんな不自由な乗り物なのに、多くの人が惹き付けられちゃうのか?人間とマシンが一体にならなければ走ることができないからだろうなぁ。
せっかく600kmもの距離を超えて落ち合ったというのに、昨日は酔った上に、居合わせた赤埴さんに話題をとられてしまい、修サマとのお話も浅いところで消化不良気味。翌日の朝食時にも時間はありましたが、いつものように、ワケの分からない事ばかり喋ってしまい、アホ丸出し。修サマはボクの相談事に対し、とても気にしていただけましたが、相談するコッチ側のツメが甘いため、何を言ってもらいたいのかが自分でも判っていないという不手際、、、。
_| ̄|○ あ”〜修サマ、オレと会う毎に幻滅していくんだろうなぁ、、、。修サマ、またお会いしてくださいね。
10:00過ぎに荷物をまとめ、チェックアウト、長崎からのBMWと川崎からのZLが倉敷に停まっているところを写真に撮り忘れたのを思い出したのは、修サマとお別れしてすぐの10:30頃でした。
今さらどうしようも無いので、またひたすら川崎に向けて650kmを走り続けます。
天気も良く、ちょっとオーバースピード気味。6速6000回転で多分130km/hぐらい。ノンカウルのオートバイはこれぐらいが巡航速度の上限でしょう。いつものようにミラーで不審な車を注意しながら巡航します。1回給油し、少し走った頃、不審車発見!車線変更を繰り返し、アップライトで猛スピードで追いかけてきます。?!ただの走り屋か、覆面か?ボクはすでに100km/h程に減速し、走行車線をチンタラ走ります。不審車はボクを追い越そうとせず、真後ろにピタッと吸い付いたまま。う”っ!覆面だ!、、でも大丈夫♡確信してます。予想どおり苛ついた覆面は追い越し車線に移り、ボクに並んで「◯X△◎X▽!」とマイクで言ってきましたが、トンネルの中だったので何言ったのかサッパリわかりません。一応、誘導され、次の料金所の前まで付いていき、、、説教です。やはり、スピードの計測は出来なかったようで、苛立ちは隠せません。
その後も懲りずに6速6000回転をキープしひたすら東に向かいますが、、、突然エンジンの不調。高速では殆ど気になりませんが、低速になると明らかにトルクが細くなっているし、爆発音がこもってます。シリンダーが1発死んでいるような感じ、、かなりブルーになります。しかも、亀山ジャンクションで、道を間違えてしまったようで、このままだと、津市に向かってしまいます。(ホント、道路の標示は漢字だらけでワケわからん!しかも似たような名前の道路だらけ!高速で走ってんだからもっと見易いように高速道を色分けするような工夫をして欲しいっすよ)とりあえず次の亀山PAでエンジンを止め、チェックすると、、、プラグキャップが1本抜けてましたぁ。_| ̄|○
で、引き返さなければいけません。東名阪自動車道を鈴鹿方面に向かうには、とりあえず、亀山ICを出て、入り直差無ければいけません。出口の料金所で、ダメもとでおっちゃんに事情を話すと、、、こういうオッチョコチョイはたくさんいるようで、丁寧な写真付きの誘導マップが出来ており、タダ (無料) で再入場させてもらえました。
その後はジャンクションも間違いなく通過、給油も適時に済ませ、順調そのもの。日曜名物東名上りの渋滞は海老名辺りから25Kmほど。それでもビュンビュン飛ばして (路側帯は走りませんよ!) 横浜青葉ICを下りたのが18:30 なので所要時間は8時間!
説教や、道の間違いでの時間ロスと、まぁこれだけ給油すればこんなものでしょう。でも疲れた。

こんな長距離ミーティングに何の価値を見出せるのか、端から見ればアホか?と思われますが、オートバイを通じての価値観はガラリと変わります (多分、、)。意味があるんですよ、ね、修サマ。来年もやりましょう!

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