2012/09/12

最近よく思う、、、

たくさんのバッグのデザイナーと仕事をしてきたが、初めて仕事をする人でも、5分ほど打ち合わせすれば、経歴など関係無くその人の技量がわかってしまう。糸の色を「素材と同色」と指定してくるデザイナーには要注意。そういう人たちは殆ど全てが他力本願な仕事をする。
一般的な糸の色見本帳でも、「赤」には4〜5色あるが、その中で一番素材に近い色にしてくれという事だと思うが、色の判断なんか、人それぞれだと思う。そんな大切な判断を他人任せにしていいものなのか?サンプル1つを作るのに、どれだけの人が関わっているかを考えれば、そんな安易な指示は出来っこない。
細かな作りの処理など、ミシンを踏める人でないとわからない箇所は別として、わかる範囲で自分の仕事に責任を持ち、情熱を注いで欲しい。
こういう人たちがデザイナーとして仕事が出来てしまう、バッグ業界ってのも不思議で仕方が無い。バッグのデザイナーってそんなに敷居が低いのか?それとも、マトモなデザイナーが少ないから、「なんちゃって」でも仕事が来てしまう、デザイナー市場なのか?

職人気質の、バッグデザイナーが少なくなってきた。

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