最初は、ベン・アフレックの長編初監督作品という事と、主演がベンの弟、ケイシー・アフレックという事に興味を惹かれ、軽い気持ちで観たのでしたが、、、いゃあ考えさせられる映画でした。
ボストンで3歳の娘が誘拐され、探偵と刑事が協力して事件を追っていくストーリー。
とはいえ、2転3転の後、伏線か?と思ったことが伏線ではなく、あっと驚く結末になります。
まだ幼い娘にとって、自堕落なシングルマザーの元で暮らすのが良いのか、誘拐されたとはいえ、犯人夫婦から十分な愛情を注がれながら暮らすのが良いのか、、?
当然、実の母親の元で暮らすのが良いのは当たり前ではあるが、そんな事にも疑問を感じてしまうのがアメリカの病んだ一面なのでしょう。これはもう「正義とは何か」の議論になってしまいます。
観終わると、原作の小説の題名「愛しき者はすべて去りゆく」に結ばれます。ん、、、とてもいい映画だと思います。
それにしても、ロケ地のボストンが「いかにも」なヤレた感じで描かれてます(行った事ないですが、、。) ミッシェル・モナハンが生活する街には場違いに思えるような低所得者層?居住地の感じもよく出てます。
あっ、ケイシー・アフレック、兄のベンに喋り方やちょっとした仕草がとても似てますね。ググってみると、意外に彼の出ていた作品を観ていてビックリ。でも、もう少し体格を良くしないとインパクトが無いです。
エド・ハリス、上手く髪の毛乗せてますねwww 存在感では主演のケイシーを完全に喰ってました。
頂いたチョコレートをしゃぶりながら鑑賞しました、、、食べにくいね。 |