2007/09/29

10年前の新婚旅行 #2

アーチーズ国立公園
気の遠くなるような歳月が作り出した岩の芸術公園です。いちばん有名なのは写真右のデリケートアーチです。パーキングから2時間弱のトレイルを歩かなければ行けませんが、途中にも沢山の奇怪、有名な岩があるので気になりません。写真左のバランスロックは20世紀中に崩れると言われていましたが、、、今でもまだ鎮座しているようです。
ボクたちも最終的にはデリケートアーチを目指しました。

夕方になるとサンセットと一緒にデリケートアーチを写真に修める収めようと、アマチュアカメラマンが沢山集まってきます。彼らは人が入っていない写真を収めたがりますので、サンセット時間に近付いてくると、気軽にスナップ写真を、、といったツアー客(?)が入ってくるとすごいブーイングが響きます。まぁ、カメラマンにとってはその瞬間の為に何時間も準備してきたかもしれないが、一般のツアー客にとってもその瞬間を共有できる権利はあるのだから、そうカッカしなくても、、、と思ってしまいました。
日が落ちるとあたりは真っ暗です。帰りはハンドライトが必要です。
帰りは下りが多いので1h程でパーキングに着きました。車に戻り、ウインドゥ越しに中を見ると、、、キーが着いたままです。あ"っやべぇ、ロックし忘れたか?と思ったら、ドアはロックされています。、、、汗、、、助手席、後部座席、全てロックされています。汗汗汗→汁
パーキングは照明こそ点いていますが、車はみな次々と帰路についていきます。こんな何もない所に取り残されるのは御免です。急いで助けを請いました。快く対応してくれたのはフロリダからバスで旅行してきている10人ぐらいの大学生のグループでした。リーダーは東洋顔ですが、全く日本語を話せません。デリケートアーチ付近でも何回か視線が合っていたので、少しは連帯感があったのかも知れません。彼らのバスに乗せてもらい、とりあえずレンジャーのオフィスに行きましたが、レンジャーも帰ってしまったようです。それならと、ガスステーションに行ってもらい、AAA(日本で言うJAF)を呼んでもらいました。
「ヘェーイ!みんな、アーチーズはどうだったかい?」なんて事自然に会話している彼らはボクにとって眩しいぐらいのカレッジスチューデントでした。今までどこに行ったのか、これからどこに行くのか?歳は?結婚しているのか?楽しい会話が続きます。もっと彼らと一緒に居たかったが、そこでお別れ、とても清々しい学生達でした。
ここからはAAAの車に乗り、パーキングに戻ります。辺りは真っ暗、だ~~~れもいません。ゲートも素通りです。AAAの兄さん、外人を乗せるのは初めてのようで、緊張気味で何も話しません。パーキングが見えてくると、わが相棒のカローラがポツンと1台だけ寂しそうに残っていました。
キーの閉じ込みは$70程でしたが、それ以上に楽しい体験が出来ました?

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