11月25日で屈辱の前十字靭帯断裂から1年が経ち、12月25日で手術から1年が経とうとしています。今ではフットサルにも復帰でき、体が温まるまでは、屁っ放り腰で、ギクシャクした動きですが、温まってからは普通に走れるようになります。弊害といえば正座ができなくなった事ぐらいで、一般生活では何の不自由もありません。ご心配して下さった方々、ありがとうございました。
最近、何かと忙しくさせていただいております。何軒かのメーカーさんやブランドから、たくさんのサンプルの依頼をお受させていています。また、サンプル料不払いという貴重な試練も体験させていただきました。
有名ブランドのバッグのサンプルも何点かお手伝いさせていただいたのですが、強く思った事が「デザイナーの質が落ちているのではないか?」と云う事です。ボクはデザイナーが描いたスケッチと仕様書等を元に、メーカーの担当者(企画や営業)と打ち合わせするのですが、そもそも原寸大の図面がありません。「取り敢えずスケッチのイメージ通りに作って下さい」などと言われても、そのスケッチ自体が辻褄が合わない仕様に描かれていたりします。スケッチ自体はそれなりに見えるのですが、いざ現実に置き換えてみると問題箇所が次々と出てくる事がたくさんあります。デザイナー自身が原寸大の図面を描けば、殆どの矛盾点や問題点には気付くはずです。
そんな事を、今日、千駄ヶ谷の会社に行き、生産担当にボヤいたら、「新しく入ってきたデザイナーは殆ど原寸大の図面を描かないけど、描かせるようにしています。」と言っていました。年々縮小傾向?の某社も「それは良い伝統になるな、ぜひとも続けたまえ!」と上から目線で激を飛ばしておきましたwww
メーカー側が、スケッチだけでサンプルを作ってしまうと、問題点を発見し解決する事を学習できないので、デザイナーが育ちません。セレクトショップの企画担当者と同じレベルの「自称バッグデザイナー」をたくさん見てきました。メーカーさんが「図面が無くとも出来ちゃいますから、、、」と受けてしまうのが良くないのか?デザイナーが単に甘えているのか?原寸大図面の大切さをもっと解ってもらいたいですな。
P, s. 午前必着の荷物を見ながら打ち合わせをしようと思っていたのに、荷物が届いたのは夜の8時半。半日無駄にされてしまったこの腹立たしさを何処にぶつければいいのか?
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