東日本大震災に於きまして、被災された方とその親族、ご友人、関係各位にお見舞い申し上げます。また、これ以上被害が深刻にならないことを心からお祈りします。
震災時、ボクは職場でグラグラ揺られながら、隣に見えるコーヒー屋本社ビルの人達の慌て具合を眺めていたほど呑気でしたが、自分の居場所は、フロアで一番モノを高く積んであり、また、とても狭い場所(=とても危険な場所)なので、同僚から取り敢えず事務所に戻るようドヤされ、事務所に移ってからはスタッフの混乱状況をコレまた落ち着いて動画撮影していたりの呑気ぶりでした。(避難路になるドアを開けつつ、、、ってのがポイントです。)
全館放送に従い、1階の駐車場に非難すると、社員と商談中の取り引き先様、一般のお客様などでごった返します。それをまたムービーで撮っている強者が隣のビルにいた事も覚えています。
意味が有ったのか、点呼などしてその後、総務からは退社命令。で、4Fの事務所に戻り、帰れるように作業をしているとまた大きな揺れ。この第2波にはビビってしまった。正直この時はココで死ぬのかとも思ってしまった。その後、ワンセグなどで情報が入ってきて、地震被害の重大さ、電車の運転状況などが次第に判ってきました。
電車が止まっていて、動くかどうかも判らないのに「帰れ!」ってどうよ?
と思いつつも、有線電話で連絡がついたオクサンと一緒に帰る事に、、、っても、オクサンとこの会社はこんな時でも残業をするというので、それまで時間つぶし。
こんな日でも営業しているお店は何件かあり、ボクと齋藤君はソコココで暖をとりつつ帰宅難民と化し、原宿界隈をフラフラしてました。
それまで、映像のニュースは視ていなかったのですが、KDDIのビルで大画面に映されているニュースを何気に視ると、洪水で大量のゴミが流されているのか、、、と思っていた映像が、ゴミではなく家や車だった事に気付いた時はコレまたビックリ。エラいこっちゃ。未曾有の事態だなとアレコレ考える、、。
オクサンを待つ間はツイッターが大活躍。電車の復旧の見込みが無い事や、一晩凌げる場所を提供してくださる施設の情報などなど、有益な情報を拡散して下さった方々にとても感謝しております。
9時になりウチの奥さんと合流、結局、家も心配なので歩いて帰る事に、、、その距離23.9Km、時間にして4時間55分!ルートも徒歩用に表示され、車の入れない近か道になる歩道の案内もバッチリ。不慣れな世田谷地獄の道もわかり易く表示してくれました。twitterでのリアルタイムな有益情報にしろ、帰路のナビゲーションといい、この時ほどiPhoneにしておいて良かったと思った時はありませんでした。
途中、喜多見で休憩をしている時に小田急の運転再開の知らせをエリアメールで知り、家に着いたのが3時少し前。残り10kmは電車に乗れたといえど、疲れました。
築年数不明。移築してから45年と云う我が家。家自体が立っているのか心配でしたが、家は無事にありました。家のなかも物損はなく、モノがズレている程度。高さ160㎝の姿見も、花瓶も、液晶テレビも、、、拍子抜けするぐらいに大丈夫。一番気になっていたのが最近納車した Buell S1でしたが、こちらも転倒などしてなく無事。天井からのススが家全体を覆い尽くした程度で済みました。
取り留めの無い事ばかり書き留めてしまいましたが、昨日iPhone アプリで偶然見つけたデール・カーネギーの言葉で締めます。
Most of the important things in the world have been accomplished by people who have kept on trying when there seemed to be no hope at all.
この世で重要な物のほとんどは、全く希望がないように見えてきたときでも、挑戦し続けてきた人々によって成し遂げられてきたきたものだ。
全く先の見えない混沌とした状態が続いており、停電、電車の運休など不便を強いられていますが、被災した方々のご苦労とは比べ物にはなりません。
みんなで希望を持ち続け、がんばりましょう!