ノートの背に当たる部分は革が削られています。ステッチも上糸が削られ、下糸だけで縫製されている状態です。
至る所に色の剥がれ(ギン面の擦れ)が見られています。
ノートの背の近くに意味不明なハギが1箇所あるので、反対側にもハギを入れ、背の部分を丸ごと新しい革に交換する提案をしましたが、本人はこのままの革がいい。でも、端の削れは見てくれを良くしてほしいとの事。
早速作業開始
- 修理が必要な箇所の糸を解きます。
- 全体のギンの削れたところに染料を塗り、良く乾かします。
- 似たような革を適当な厚さに漉き(端の方は厚くなるよう、断面が楔型になるように漉きます。)、ギン面を上にして裏から接着。
- 針穴を拾いながら縫製。
- 全体にミンクオイルを塗りこみ終了。
30分かからない作業でしたが、とても喜んでました。お安い御用です。
で、映画「バニー・レークは行方不明」と「レイチェルの結婚」を観ました。
バニー・レーク、、、怖いですねー。僕は予備知識を持って観たのでオチは知っていたのですが、見る人を不安にさせるストーリーや撮り方が素晴らしいです。
レイチェル、、、久しぶりにカラーの映画を観たので、オープニングのクレジット(白黒だけど)を観たら不思議な気持ちになりました。観終わって、一体これはどういうことなのか?と色々と考えさせられます。だから観る人を極端に選ぶ映画でしょう。でもこういう映画、大好きです。久しぶりにデブラ・ウィンガーも観れたし、、。
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