2019/12/20

「Madu+PERSIMMON 9号パラフィン帆布のトートバッグ」について 2/5

弊社で参考出品として展示会でお見せしたバッグをベースにし、生地の色とサイズを変更してMaduさまとのコラボ企画として販売していただきました。そのベースとなったバッグの背景を5回に分けて書いてみます。

以前のブログをはこちらを参考にしてください。

1/5  https://www.persimmonllc.com/blog/madupersimmon-9-15




メインの素材は「丸進工業さんの9号帆布」に決めていました。

http://www.hanpu-ya.com

革やナイロンの選択肢もありましたが、シチュエーションを問わず気軽に使え、「素材そのものにストーリーがある」という点では倉敷の老舗帆布屋さんである、丸進工業さんの帆布以外には考えられませんでした。


前職で何年か前に工場見学をさせていただきました。自社で撚った糸が、轟音の響く中、古いシャトル織機によって帆布として織られるまでの迫力ある工程をを見学させていただくと、丸進工業さんの自社製品に対する真摯な姿勢にすっかり魅了されてしまいました。そして、いつしか自分のブランドでバッグを作る時があれば、必ずこの生地を使いたいと思い続けていました。

10号でも8号でもなく9号にしたのは、生地の目がとても綺麗であった事と、パラフィン加工された生地の表情と、バッグにした時のボリューム感のイメージが1番近かったからです。


最近は風合いのいいNCナイロンも出てきましたが「生地の耳をどこかに使いたい」という考えからもナイロンという選択肢はなくなりました。

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