2009/03/09

忘れない

土曜日はセール二日目の最終日にヘルプで参加。
予算も達成し、搬出まで終え、上機嫌で「おつかれさまぁ!」
三々五々帰っていくと、何気に、気心知れた面子が集まり、飯でも、、、という事で、ガード下の居酒屋に4人で陣取る事になりました。 今回のセールの幹事役&日頃の仕事でのまとめ役の Y 。生産担当で、Yの良き相談役 I 。他ブランドに異動してしまったが、昔同様付き合える元同僚 S 。とぼくの4人で、グイグイとハイペースでジョッキを空けていきます。
一段落すると、回りは何故か外国人だらけ。三味線で即興ライブをやってしまうヤツやら、スケートボーダーの集団やら、、、かと思えば、完全な場違いなセレブな外国人夫婦やら、、、みんなで大騒ぎ♪席の移動なんて当たり前。スケベな I は早速ブロンドのレディーの横に陣取り、ジェスチャー混じりで何やら話している(こういうところでしか彼の英語は聞いた事がない、、、)。英語は「超」が20も付くほど苦手と言っていた Y も、一緒に写真を撮っているし、S は何やら難しそうな話題を熱心に話している。スケートボーダーのクリスは英語教師として夢と希望を抱えて日本に来たが、色々な問題に直面し、結局日本に対し良い思いをせず、明日ニュージーランドに帰国するという。訛が強かったマークの英語は殆ど聞き取れなかったが、彼ももうすぐ帰国してしまうという。でも、僕ら4人と一緒にバカ騒ぎができて、日本最後の良い思い出ができたと言ってもらえたのには、何だかうれしくなってしまった。 有楽町のガード下がワンダーランドと化してしまったひと時だった。
大騒ぎも一段落し、4人が元の席に着き、そろそろ、、という時に大柄な Y が体に似合わない涙を見せた。彼は今まで、ぼくたちのリーダーとして、とても上手く一癖、二癖もある面子をまとめあげ、業績をあげてきた。しかし、今期の着地はどう試算しても減益となってしまう。その責任を取らされるかたちで、降格に近い人事になる事を聞かされた。
2週ほど前の店長会でも、彼「予算不達の責任はボクにある」とみんなの前で頭を下げて謝った。謝れば済む事ではないが、謝る事さえしない人もいる。
純粋に仕事に取り組み、良い商品を効率よく商品化させる事を考えている Y にとっては、来期の組織図は屈辱以外のものは感じられないだろう。
今日の Y の流した涙は決して忘れては行けない。

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